
うちの柴犬リンネちゃん。もともとは妻の実家で暮らしていて、お義父さんの介護ベッドの足元で毎晩眠っていたそうです。お義父さんがベッド、リンネちゃんは絨毯の上。そんな寄り添う生活を長く続けていたと聞いています。
我が家に来てからもしばらくは、少し離れた場所にある自分の寝床で静かに眠っていたリンネちゃん。夫婦でひとつの布団を敷いて、リンネちゃんは自分のスペースで眠るという形が当たり前になっていました。
徘徊が始まった夜と、そばにいるという選択
そんなある日、リンネちゃんに認知症のような症状が見られるようになりました。深夜に布団の上を横切ったり、部屋の中をウロウロと徘徊するようになったのです。
一般的には、サークルや仕切りで行動範囲を制限する方法がとられますが、うちの子は囲われることが大嫌い。サークルに入れると逆に不安が増すようで、落ち着くどころか興奮してしまいました。
「それなら、そばにいてあげよう」
そう考えて、私がリンネちゃんのすぐ近くに布団を敷いて眠ることにしました。一緒に過ごすことで安心感が生まれたのか、徘徊は次第におさまっていきました。
気づけば、布団の中に入ってくるように

近くで眠る生活を続けていたある日、リンネちゃんが私の布団の中に入ってくるようになりました。布団を敷いて、ちょっとトイレやたばこ休憩に出ている間に、気づけば布団の中に丸くなって待っているのです。
どうやら「ここで一緒に寝たいよ」という気持ちがあるようで、私が布団に戻ると、顔をあげてじっと待っている姿には思わず笑顔がこぼれました。
今では一緒の布団で眠ることが、自然な日常になっています。
安心できる場所があるだけで、夜は穏やかに
最初は夜の徘徊を防ぐために近くで寝ていたのですが、いまでは「一緒に寝てくれるようになった」といううれしい変化につながりました。
リンネちゃんの行動を見ていると、徘徊も認知症の症状というより、かつてのお義父さんとの習慣、もしくは年齢とともに不安を感じやすくなった本能的な反応だったのではないかと思います。
暗い中で誰かのぬくもりを感じながら眠る。それだけで落ち着くワンちゃんは多いのかもしれませんね。
まとめ
今回は、柴犬リンネちゃんとの夜の過ごし方について、認知症の初期症状と向き合いながら、そばで眠るという選択をした体験をお話ししました。
- 少し離れた寝床で眠っていた子が、今では一緒の布団で眠るように
- 徘徊の原因は、習慣の変化や不安感によるものだった可能性も
- 一緒に寝ることで安心でき、夜も落ち着いて過ごせるようになった
これからも、リンネちゃんのペースに寄り添いながら、穏やかな夜を一緒に重ねていけたらと思っています。